住まいのトピックス

家具

家具の手入れの基本

直射日光と湿気は禁物
精巧な家具ほど、梅雨の時期など引き出しが硬くなります。水分を吸って膨らみ中に水分が入るのを防ぐようになっています。昔の職人は、木材の特性をよく知っていました。逆に直射日光が当たり乾燥しすぎると割れたり、変色変形を起こします。また、必ず水平に設置してください。変形の原因となったり、゛ねじれ゜から引き出しが硬くなる原因になります。

木製の家具類

(1)塗装をしたもので艶のあるもの

お手入れ画像
2~3日に一度は柔らかい布でからぶきしましょう。
汚れのひどい時は、中性洗剤をすこし浸した布、又は市販の家具用クリーナーで汚れをとります。ワックスや化学雑巾は使用しないでください。塗料が変色する場合があります。

(2)塗装をしたもので艶を消したもの、メラミン化粧板のもの

から拭きだけで、止めてください。
汚れのひどい時はその部分だけを、中性洗剤をすこし浸した布で汚れをとり、そのあと必ず柔らかい布でから拭きします。
家具用ワックスやシリコンを使いますと、ムラになりますので絶対にさけてください。
デコラなどメラミン化粧板のテーブルはさっと水拭きして、そのあと水気の残らないように乾いた布でから拭きします。しょう油・油は中性洗剤液を浸した布で拭くと落ちますが、その後は必ずから拭きしてください。

(3)表面にキズが付いたとき

クレヨン状の補修材も市販されていますが、引っかき傷程度ならば、同色のクレヨンを塗ると目立たなくなります。

(4)白木のもの

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ホコリを払ってから、やわらかく乾いた布で拭きましょう。
市販の白木用ワックスで拭いておくと、汚れがしみ込まず、いつまでもきれいに使えます。
桐タンスのようなものは水分、油分は禁物です。注意して下さい。

ソファー、椅子、ベット類

(1)布張りのソファー、椅子等

汚れは軽く叩くか、ブラシ、歯ブラシ等でこすりながら電気掃除機で吸い取ります。
飲み物等の汚れは中性洗剤を含ませた布で拭き取り、油の場合はベンジンを含ませた布で吸い取り、いずれの場合もそのあとを温湯を含ませた布で拭き取って下さい。

(2)合成皮革張りのソファー、椅子等

汚れは市販の専用クリーナーを使って拭き取って下さい、汚れは早めに落とすことが大切です。
濡れた布で度々拭くと部分的に細かいひび割れが出来る原因になります。

(3)革張りのソファー、椅子等

汚れは市販の革専用のクリーナーを使って拭き取るのが安全です。
シンナー、ベンジンは皮をいためますから絶対使わないで下さい。

(4)籐製の椅子等

籐製品は石鹸水で拭くと黄色に変色することがあります。食塩水で拭くと変色を避けられます。

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